さて、先日の記事で「一本とは何か?」について考察してきました。
そう言った意味では剣道が三本勝負であることと矛盾していますよね。
一本が相手が戦闘不能になることなのであれば、一本勝負が正しいでしょう。
ではなぜ三本勝負なのか?
これは端的に言えば試合はあくまでも「試」合であって「死合」でもなければ本番ではないということなのだと思います。
要するに高度な練習の場であるということですね。
とはいえ、試合そのものを軽視する気はありません。
むしろ試合は現代社会の中で本当に重要な位置付けにあると言わざるを得ません。
何しろ本当に刀を持って斬り合うなどという本番は基本的に永劫訪れない訳です。
現代人にとっては試合こそ本番と言っても過言ではありません。
だからこそ必ず勝つ気で臨んで欲しいし、子供のうちは負けたら悔しくて泣く位悔しくて良いと思います。
それぐらい本気で打ち込んでいれば、きっとその先に何か得られるものがあるはずです。
試合は練習の一環、でも本番だと思って本気でやる。
そういう意味では日々の稽古も本番だと思って本気でやる。
そうでなければ成長などとても望めません。
一緒に頑張っていきましょう。
0コメント